昨晩、無事に前の大家から敷金の返金がありました。やっと一安心。しかし最後の最後までお金にがめつく、騙せるのならとことん騙そうとする、とんでもない大家でした。あまりにも感情的に反応し、話すことも支離滅裂なので、最後はこれ以上まともに相手にしたら時間もエネルギーも無駄になると判断し、70ドルぼったくられることを決断したわけですが、それにしても後味が悪い。
彼女は旦那ともども州政府に勤めており、娘も若くして医者のそれなりのご身分の方だとは思うのですが、本当に人としての品格や恥という言葉を知らない、驚くべき人物でした。日本で普通に生活をしていたらあまり会うこともない「別世界の人」です。でも移民の国オーストラリアには本当に多種多様な人が生活をしていて、「騙される方が悪い、金はとれるだけとってやろう」という精神の持ち主も少なくないので、こちらではよくあることなのかもしれません。恐らく、このような悪質で違法な事例があまりにも数多く存在するので、大学の学生課や警察なども取締りができていない(ないし取締りをしない)のかもしれないと感じます。
一方で、今回の経験を通じて、「真面目」で「正直」なことが美徳とされる日本文化は本当に素晴らしいと改めて実感しました。もちろん、日本人もオーストラリア人も人の数だけ個性があって、安易な一般化は危険なことは十分承知しておりますが、それでも東日本大震災でも外国人を驚かせた日本人の道徳心、倫理観の高さは、日本が世界に誇るべき本当に美しく素晴らしい個性だと思います。私も、できるだけこの精神は忘れずにいたいと感じる今日この頃です。
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