2012年2月26日日曜日

Real Australian Experience 其の三

「違法」。おそらくこの言葉が大家の最も突かれたくないところを直撃したのでしょう。と言うのも、この賃貸契約の大部分が違法であることを、彼女自身が十分に分かっていたからだと思います。私がメールをしてから、彼女から怒りの電話がかかってくるまでそう時間はかかりませんでした。
「今すぐ契約書を持って〇〇まで来て。そこに来てくれたらBondは全額現金で返金するから。契約書のコピーも持ってきてね、もしあんたが全部合法で契約をしたいなら、契約内容を全面的に変更するから。私はあんたに今まで良くしすぎたわ。4週間以内に代わりを見つけて”出て行って”!出るときはクリーニング代と電気代も払えよ」。電話口で怒鳴り散らす大家。

契約書の内容を全面変更したい?当然そんなこと恐ろしくてとてもじゃないけど引き受けられない。「申し訳ないけど今日は行けないわ。明日大学の学生課も交えて話し合いをしたい」と申し出でも全く話を聞く様子はなく、「とにかく17時に〇〇まで来い」の一点張り。慌てて学生課に駆け込むも、4時半の終了時刻でほとんど相手にしてもらえず(こちらの人は就業終了時刻だけは固く守る)。しかし大家側から「出てけ」と宣告した場合、大家が借家人に対して弁償をする必要があるが、こちらからは何もしなくてよいとのこと。これは自分にとって好都合と思っていた矢先、行かないと言ったにも関わらず、「私は〇〇でもう1時間も待ってるのよ。4週間以内に代わりを見つけて出ていって」と大家からおかしな電話がかかってくる始末。狂った大家から何をされるか分からないので、クラスメイトに協力をしてもらい、とりあえず家の荷物をまとめてクラスメイト宅へ避難することに。

そしてその晩+翌日の昼とクラスメイトなどに協力をしてもらい、学生課にレビューをしてもらったうえで、大家宛ての退去条件交渉のメールを作成。「これは契約にかかわることなので必ずメールで返信してください」と書くも、案の定、メールを送信した翌日、大家からは電話で「今日家を出ていくなら鍵を置いていって。もし出てくなら契約書があるんだからこちらはこちらで法的措置をとらしてもらうわ」と一方的に話をされる羽目に。私のメールに書面で返信してくださいとお願いするも、「やるわけないだろ」の一点張り。私と大家では全く会話にならないので、翌日、普段”役立たず”で有名な学生課に文字通り「泣きつき」(こちらの人は本当に泣くまで深刻な状況であることを理解してくれない。もしくは面倒くさいやつと思わせることが重要)、大家に電話をしてもらったのです。その結果。。。

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