今日は大学でドイツを拠点にご活躍されている作家の多和田葉子さんの講演会がありました。大変お恥ずかしながら、私はこれまで多和田さんの作品を一冊も読んだことがないのですが、芥川賞をはじめ、国内外で数々の文学賞を受賞された大物がUQに来るとのことで、「こんな機会はまたとない!」と思い、ミーハー根性丸出しで行ってまいりました。
講演の中で、多和田さんがご自身の作品の一つである「人身事故」という詩の朗読してくださったのですが、この作品の言葉の掛け合わせが絶妙なのは勿論のこと、そのときの声のトーン、間、スピード、感情、全てが文字通り「神がかって」いて、本当に本当にすごかったです!圧倒されました。当たり前ですが、大物作家は一般人とは全然違うんだなーと思わせられました。今日はこれを見られただけで行った価値があり!しかも参加費無料!!いつもは留学生からお金ばかり取るUQも今日ばかりはオーストラリアの一流大学に見えました。大学でこういう学生の知的好奇心を刺激するようなイベントが今後増えたらよいと思います。
ちなみに今日初めて知ったのですが、9/7-11はBrisbane Writers Festivalとのことで、今日のイベントはその一環として開催されたのでした。私は留学先にオーストラリアを選んでおきながら、スポーツやアウトドアにほとんど関心がないので、最近ブリスベンでもこういう文化的な催しをするようになり、嬉しい限りです。さてさて、また勉強に戻ります。
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