世の中には本当に「ご縁」のある人と言うのがいます。その一人が私のハウスメイト。哀しくもそのハウスメイトとは女性なのですが、まーそれはさておき、台湾人の彼女とは、年初にブリスベンに到着した朝、大学の空港送迎バスの中で出会ったのでした。私たちは7つも年が離れているのですが、彼女と一緒にいるといつも笑いが絶えず、気づけば姉妹のように親しくなり、7月から同じシェアハウスに住むことに。
実は、私は仲の良い友だちとハウスシェアすることを予てから夢見ていたのですが、実際これがやってみると結構大変なことが判明。と言うのも、友だちと言うのはハウスメイトとしては距離が近すぎると感じることが多々あるのです。特に彼女は私のことを姉のように慕ってくれてるので、引っ越してきた当初は、私が朝起きてキッチンに行けば彼女も付いてくる、夕飯を作っていたら彼女も作り始める、そして寝る前に「話聞いて~」と部屋にやってくる。。と、とにかく私のことを放っておいてくれない。(ちなみにこの話を姉にしたら、「あんたもやっと私の気持ちが分かったか」と言われました。。)
しかし彼女と一緒に暮らし始めて約2か月半、最近はお互い距離の取り方が上手くなったように思います。単に互いに勉強が忙しく、一緒に話をしたり、顔を会せる機会が減ってきたからかもしれません。当初は「構って~」とやってくる彼女に「放っといてよ~」と思うこともよくありましたが、最近はどんなに忙しくても、いつもあっけらかんと明るく思いやりのある彼女の人柄の良さに救われることが多々あり、彼女とのご縁を大切にしようと改めて思いました。
そう言えば、ブリスベンに来て1か月もしないうちに私が120%自分の不注意で骨折して落ち込んでいた時も、彼女は過去の自分の失敗談を色々と話してくれ(本当に沢山あった。苦笑)いっぱい笑わせてくれました。当時松葉杖がないと歩けない私を気遣ってくれ、毎週買い物もしてきてくれたっけ。いつも当たり前にあるものには感謝することを忘れてしまいがちですが、やはりそれではいけないですね。
本日の締めに。人との縁についてよしもとばななさんがすごく良いことを書いていたので引用。
「ほんの少しの違いで、縁とはすごく強固であったり、さりげなかったり、いつもそこにあるようでいて急に失われたりするものだ。だからこそ、兆しをしっかりと読みとりたいし、今いっしょにいる人といつかまた会えなくなるかもしれないのだから、楽しい時を過ごしたい。そのためには何よりも体調を整えて、流れに敏感でいることだと思う」
(よしもとばなな『バナタイム』)
おやすみなさい。
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