2012年4月4日水曜日

フォーラム終了

初フォーラム、とりあえず終了しました。先生からの指摘は、
・スピーカーとアイコンタクトがない
・スピーカーの話が長くなりそうな場合は止めなければいけない。(リテンションの問題+通訳を聞いて・人にとっても長いと聞きづらくなるため)
・会場全体を見る
・ノートテーキング、通訳し終わったチャンクに斜線を引く音がうるさい
・スピーカーから通訳に訂正が入った場合は、それを明確に通訳でも伝える
・細かい情報、落とさない
・時制・単数/複数系の混同など注意+表現工夫 などなど

などなど、通訳した内容そのものと言うよりは、通訳の基本的な態度への注意がありました。

今日初めて会場で、そして、これまでになく多い観衆の前で通訳をしたのですが、本当に緊張しました。自信を持って通訳できるところはともかく、通訳するのに苦しい状況のときは、精神的に辛く、周りを見渡す余裕なんて全くありませんでした。

私は前職の経験から人前に出ることに慣れてると自分では思っていたのですが、人前で自分の言葉で話をするのと、通訳するのでは全く状況が違うなと痛感しました。と言うのも、自分の言葉で話すときは何とでも言えますが、今日の場合は日本語から英語の通訳で、かつ通訳は正確性が問われるので、通訳に自信がないとき(本来、逐次通訳の場合はスピーカーに確認しなきゃいけなかった)、また自分で「これは厳しい」と思うような訳出をした状況のときなんて、顔すら上げることができない。そして通訳が長くなるほど、リテンション力も落ちてくる。と言うわけで、通訳と言うのは本当に大変な仕事なんだなと実感しました。

それから、今日は小心者で焦りやすい自分を嫌でも直視しなきゃいけない、また「自分なりに最大限にやってこの出来」と痛感した、自分の弱点と能力+努力の限界を突き付けられた1日でした。でも、残り8カ月、会社を辞めてわざわざ高い学費と生活費を払って留学してる身なので、もう、本当に悔いのないよう勉強したいと思います。

またMAJITのこのフォーラムの授業は事前の準備も含めワークロードは相当厳しいものですが、本当に実践的で、学生でありながら様々な分野のスペシャリストの講演を通訳する機会をもらえる、またとない大変貴重な機会だと思いました。まさにこの授業がこのプログラムのハイライトだと思います。そしてフロアでの逐次通訳を毎週担当したら、(その前に力尽きると思いますが)本当に力がつくと思います。

とりあえず、今日から来週いっぱいお休みです。今晩は好きなだけ寝たいと思います。

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