2012年7月17日火曜日

オーストラリア留学?

先日シドニーの友人と会った際に大変ショックだったことがあります。それは、通訳翻訳を勉強している私よりも、10年オーストラリアに住んでいる彼の方が、私よりも遥かにオージー英語を遥かに理解しており、オージーとのコミュニケーションに遥かに長けていたと言う事実です。実は、キャンベラに行った際に、オージーの友人宅でディナーがあったのですが、その場にはオージー男性2人、フィリピン系オージー男性、友人、そして私。久しぶりに英語ネイティブの中に日本人1人ぽつん、と放り込まれ、容赦ない早口でスラング飛び交う会話に、私は終始相槌をつく以外できませんでした。そして気づけば貝のように口を閉ざして完全に聞くだけの態勢に。。。私、仮にも通訳を勉強しているんだよね?(もちろん、通訳と言うのは英語と日本語の両方に流暢である必要があり、単に「英語で話す」こととは異なりますが。。)でも英語ネイティブ相手の会話だと未だにこの有様なのか。これは久しぶりに頭を「がん」と殴られたようなショッキングな経験でした。


以前も書いたことがありますが、私のクラスメイト8人中、6人が日本人(残りはオージー)、友人も留学生が中心で、ほとんどがアジア系です。またハウスメイトもほぼ全員が留学生。クラスメイトとは日本語で話しますし、留学生の友人とはお互い第二言語の点をある程度気遣って話をするので、普段のコミュニケーションで特に問題はありません。でもせっかくオーストラリアにいるのに、英語ネイティブのオーストラリア人と交流する機会が少ないと言うのは、何だかもったいないというのが正直なところです。おそらくこれは人文科学ビジネス系の修士課程にいる留学生だったら誰もが一度は思ったことがあると思います。
ちなみにUQの修士課程、特にpostgraduate courseworkの人文科学、ビジネスなどのプログラムでは凡そ7割以上が留学生、そして会計、コマース、ビジネス、ツーリズムなどの専攻になると9割が中国人の留学生で占められており、UQを見れば教育産業がオーストラリアの国の一大産業であることが本当に良くわかります。でも、これには中国人の友人ですら「中国に住んでるのと変わらない」と不満をこぼしていました。と言うわけで、現地の人と交流し、英語ネイティブに鍛えられるには、それなりの努力が必要になるわけです。実は、これが今回、少々値段は高くつきますが、寮に入ろうと思った理由の一つでもあります。引越、そして恐怖の最終セメスターが始まるまであと数日です。本当にもう最後なので、勉強も、オーストラリアでの生活も悔いのないように頑張りたいと思います。

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